朝は変わらず街は沈黙を保っているものの、以前とは明らかに違う――存在に気づかれぬよう息を潜めた沈黙から、飛び出す時を今かと見計らっているような、今までとは別の緊張感を保ったものとなった。朝もそうだが、昼が一番顕著だ。外で遊ぶ子供たちだけではなく、老若男女問わず笑って会話を弾ませているのをよく見かけるようになった。その理由を調べてば、必ず一人の男に辿りつくだろう。もうこの街で天道の存在を知らない者は軍ぐらいだと思われた。
一人を起点にこうも変わるものかと正直に感心せざるを得なかった。それと同時にやはり思うのは、軍を抜けだしたときから僕にもできることはなかったのか、ということだった。僕に足りなかったのは我が身を顧みない勇気、だったのだろうか。考えるが、やはり腑に落ちないところが多い。既に軍に目をつけられているのもあったが、やはり今でもこの身体を捨てるような真似は少しでも躊躇われた。
天道のことを考えると、ある感情に行きつく。その感情に敢えて名前をつけるならば――羨望、になる。この僕が、あの天道に。愚かだと自嘲の気持ちに駆られて虚しくなる。真逆の性質を多く持っている人間に羨望を抱くなど、叶わぬものへの憧れそのものではないか。
僕は、自分が今まで街の人間を救ってきたことへ間違いや迷いなど感じたことはない。これからもそこが揺らぐことは恐らくない。ただ、――僕と天道がどこまでも違う人間だと、それだけの話が心のどこかで引っかかって落ちない、それだけだった。
陽が沈めば、人々は鳴りを潜める。たまに天道がこっそりと集会を開いているそうだが、詳しくは人づてでしか聞かない。天道がこの街に来てからも、夜は変わらず診療の時間だ。街全体の雰囲気が明るくなったと言うものの、患者の数が減ったわけでもなかった。相変わらず、過酷な労働で怪我を負うものや病気を患う者はいる。それでも、気が病に及ぼす効果はこんなにも大きいものかと実感するほど、皆顔色が良かった。
工場で洗浄力の強い洗剤を使っているらしく、腕一帯がかぶれてしまった青年に軟膏を塗りながら話を聞く。朝起きると庭に花が咲いていたとのことだ。この煙だらけの街で花が咲くなんて、と顔を綻ばせたのにつられてついこちらも笑みを浮かべた。傷を保護するためにガーゼと包帯を棚から取り出したところで、ドアの開く音がした。巡回の時間を把握しており、危険も承知したうえで来る人間など一人しかいない。
「見られてねぇから安心しろ」
「…そういう問題では、…いや、もう良い。馬鹿に何言っても無駄だ」
「馬鹿じゃねーよ!」
口では怒りながらも、危険を承知してか音を極力立てずにドアをそっと閉じている様が何とも間抜けだった。患者の青年は突然訪れた天道に驚いたようだ。僕に痛々しくかぶれた腕を差し出したまま視線は天道の方へと向けられる。天道もまた驚いたように青年を見て席に着くと、今度は僕の方を興味深く見つめてきた。
「なんだ、鬱陶しい」
「桜庭が診療しているところ見たことねぇなと思って」
「見世物じゃないんだぞ」
「分かってるって」
患者は僕と天道を交互に見て居心地の悪そうな表情を浮かべる。気にするな、と言ったが無理があるようだ。どうして天道がここに来たのか分からない、といった疑問がありありと浮かんでいる顔だ。僕が聞きたいくらいなのに、あの日――僕の過去を教えてから、天道の来る回数は少し増えている気がしていた。なれなれしいにも程がある。ただ、それを話したのは紛れもなく僕自身であるのがなんだか自分でも信じられなかった。
こうして他人を巻き込んでいくのが天道の性質なのだろう。その点に僕がこれ以上言及するものなど何もない。天道は包帯を巻く僕をじっと見つめている。僕の顔を見ているのかどこを見ているのかまるで分からない。気にするだけ時間の無駄だ、視線が刺さるのを無視して患者の手当てを行う。患者はいいのですか? と聞いてきたが、良いも何もない。天道に反応されるのも面倒だったため溜め息のみで回答した。
清潔な手で塗ること、そして耐え難いだろうが軍に治療の形跡を見られぬようにできれば長袖を着ることを伝えて処方した軟膏を渡す。見送ろうと席を立つと天道もついてきた。若干鬱陶しいものの、患者はどうやら天道の知り合いらしいことに僕は今更気がついた。
「お疲れ様。…工場の話は本当に色々聞くよ。腕、早く治るといいな」
「治療を施しているのは僕なのにまた随分偉そうだな…」
「分かってるって!」
水を差された気分になったのか、顔はにこやかに患者を見送っているもののぎゅうと脇腹をつねられる。行動の幼さに言葉を失いつつ、僕も患者に自愛する旨を伝えると、患者は頭を下げて――僕に笑いかけた。先生はとてもお優しいですね、と何の気なしに言った言葉かもしれないが、僕と、あとなぜか天道を黙らせるには充分だった。
患者の後ろ姿を見送りドアを閉める。いったい天道は何しに来たんだと思ったが、診療中の際と同じく僕の方をじっと見ていてやや面食らった。
「さっきからかなり鬱陶しいな…言いたいことがあればさっさと言え」
「え?」
「それで何でもないつもりだったら君は本当に馬鹿だぞ」
「……」
いつものように馬鹿ではないと喧しく反論されるのかと思った。何も言い返さない天道の態度に、いよいよこちらも違和感しか覚えなくなる。どこが違うのだろうか、天道のパーツを目で追って――少し顔が赤いことに気がついた。
熱があるのか――その結論に至り、腕を掴み無理に椅子へ座らせる。目を白黒させている天道の額に触れると、想定していた温度はそこにはなく、いたって平熱そのものだった。だったらなぜ? 顔が赤いのだろう、いったい何が、と天道の顔をもう一度見ようとして、彼の顔はますます赤みを帯びているらしかった。
「…もしかして、俺に熱があると思ってんの?」
「…違うのか?」
「診てもらいに来たわけじゃない…」
反論の声は語尾が微かに震えていた。天道は僕から目を反らすものの、顔はいずれとして赤いままだ。熱ではないとしたら、…赤面は感情に起因されているとしか考えられない。果たして僕が天道にしたことなどあるのだろうか。
「桜庭の診療しているとこ、初めて見た」
「さっき聞いたが」
「桜庭って、優しいんだな」
優しい。想像していなかった言葉に今度は僕が言葉を失う番だった。天道はテーブルの上で手を組み、せわしなく指を動かしている。優しい――天道の言葉が頭の中で反響する。出会った際は僕のことを冷たいとまで言ってのけた人間が、どんな心変わりをしたと言うのか。天道に優しくした覚えなどない。彼にしたことと言えば――過ぎてしまった過去を話しただけ。
いつもの彼とは打って変わってしおらしく俯き言葉を探しているらしかった。埒が明かず隣に腰かけるが、天道はそれにすらも大袈裟に身体を揺らした。かくいう僕も、天道から優しいという言葉をもらって、自身の胸中をぴたりと言い当てる言葉を見つけられずにいた。
ただ、真逆の性質を持っている天道からそんな言葉をもらうことは、僕が一方的に羨望めいた感情を持ち合わせているだけではない証明になっているようで、それが何よりの驚きだった。
「さっきの奴に包帯巻いているとき、桜庭の顔ずっと見てた」
「……」
「お前、――ずるいよ、なんであんな優しそうな顔するんだ」
「…自覚して作っているわけではない」
言ったものの、これが回答として正しいか正直分からなかった。天道はぐしゃり、と自分の髪を搔き乱して、それから深く溜め息をつく。僕の方は見ずに、自身の指先へ視線を下ろし、ぽつぽつと話し始める。
「自分でもおかしい感想だなって思ったよ、桜庭の昔の話を聞いたときも、初めに思ったことは優しいってことだった」
「あの軍に所属していた、と聞いてもそうだったのか?」
「人を救っているところは変わってないだろ。それも、ずっと一人で。…俺にはできない」
あんなに人を扇動する天道にできないと自覚しているものがあるのだと、僕ですら錯覚していたことに気がついた。考えれば当然の話だ、天道は人々の先頭に立っているが、多かれ少なかれできないことは当然あるはずである。どうしてそんなことにも考えが及ばなかったのか――僕はこの時初めて、天道の「隣」に誰も立っていないことに気がついた。
「正直桜庭のこと、俺とは全くの別人だと思ってる。人当たりは冷てぇし、何考えてるかわかんねぇときあるし、全然素直じゃねぇし!」
「さっきから言いたい放題だな。僕もそっくりそのまま同じ言葉を返そうか?」
「だからそういう! …あぁ、もう。俺の言いたいことはそういうことじゃねぇんだ」
覗く耳はさらに赤くなっていく。顔の前で指を組んで、僕の方を頑として見ようとしない目は潤んでいて、やはり熱を帯びているように思えた。
この表情を作る感情の名前を、僕は薄ぼんやりと理解している。戸惑いの中に必ず喜びは少なからず入っていて、それでも不安がその上を覆ってしまうのだ。――その名前を思い出すが、にわかには信じがたい。それはすなわち天道が、「隣」に僕にいてほしいと言っているようなものだった。
しかし、告げられる言葉に、僕自身が天道にとってどのような存在なのか、はっきりとした輪郭を伴って理解できるようになる。
「でも、一人でみんなのこと診てさ。…俺さ、話を聞いたあと、軍を抜け出すの、怖くなかったのかなって考えた」
「…怖くはなかった。自分の選んだ道だから全てがそれによる結果だと考えただけだ」
「そういう考えが持てるのが純粋にすごいと思ったんだよ。…俺だったら、全部一人で考えて動いて、もう一度立ち直れるって言いきれない」
「今こうやって動いているのに、随分弱気なんだな」
「今はみんながいるおかげで俺も支えられてる。最初こそは初めに先頭に立ったけど、一人になったら、なんてもう考えられないんだよ。それなのに桜庭は…」
ずっと、長いこと、こうやって一人で。天道の言葉が途切れ途切れになっていく。言葉が途切れても少なくなっても、確かに痛いほど伝わってくる、僕への天道の憧憬。それを否定することは、僕と天道という二人の人間を否定することに繋がる。だから僕は、天道の言葉を待ち続ける。彼の言葉に乗った気持ちを全て理解するために。
「――不謹慎な話かもしれないけど、俺、桜庭の話を聞いてからずっとお前のこと考えてる。あぁかっこいいって、素直に思ったんだよ…」
ようやくこちらを向く。瞳はやはり燃えるような赤色で、ただ、この瞳を誰かに向けているところは見たことがなかった。
「今も昔も、自分のできるやり方で人を救っている桜庭を知って、…ずっと、ずっとドキドキしてるんだ」
彼に似つかわしくない小さな声で、内緒話のように好きだ、と囁かれる。僕への天道の告白は光るように一瞬だった。
僕に嫌悪されると思ったのか、気まずそうな表情で、ごめん、ととても小さな言葉で謝罪し、天道は僕の家を出ていく。正直のところどう答えるべきか逡巡してしまい、彼をとどめるための言葉も術も持てなかった。ただ、一度天道の告白の前で立ち止まって、改めて自身の気持ちを確認する方を選んだ。
天道の、僕に対する気持ちに初めて触れて自身に抱いたものは、――嫌悪感とは程遠い、言いようもない熱さと甘さ、そしてかすかな苦味だった。
まさか僕たちに共通しているところがあるなど誰が知るだろう。僕だって天道の話を聞くまでは、天道のことを正反対の、生き方の根本からして違う人間だと思っていた。それが違うと天道の方から否定されて、――おかしな話だが、身分が違うわけでもないのに、ここで初めて天道と対等でいることができると思ったのだ。
彼の隣に並ぶ自分を想像する。やかましいだろう、暑苦しいだろう。それでも――悪くない、と率直に感じた僕の心は、既に正解が決まっていた。
時は止まることを知らず、時計の針は押されるように進むばかりだ。天道が僕を自分なりに理解したように、僕もまた、天道のことを知りたかった。
ただ、時は絶対に僕たちを待ってはくれない。この先で互いのことを知ろうと思っても、「その時」――訣別の瞬間は必ず来てしまう。未来をいちいち気にしながら生きることなど、互いの信念を守るうえではもうおおよそ無理な話だろう。
互いを大事にするために。僕たちが僕たちを知るために。では今、何ができるだろう?
「明後日、決行することにしたんだ」
想いを告げてきたその晩から天道は来ず、今日が久々の来訪だった。
夜が更けてから僕の家のドアを叩いた天道は旗を抱えていた。本日診療した患者から聞いたが、今晩もどうやら荒れるらしく、既に雨は降っていった。これからまだ勢いが増すらしい。外套で防ぎきれる勢いではなく、濡れた天道の手を引っ張って無理に招き入れる。
紅茶を淹れようか聞いたが断られる。それよりも、と天道は言葉を紡ぐ方を選んだ。席について彼の考えていることが表に出てくるのを待つ。
「提示する法案が完成したんだ。みんなの士気も充分高まってるし、いざというときの火薬や武器も集まった。軍は圧政の上に胡坐をかいて、俺たちが声をあげようなんて夢にも思ってないみたいだ」
「権力を楯にすればおとなしく言うことを聞くと思い込んでいる連中ばかりだからな」
「仲間内で決めている集会所があるんだ。明日は準備で一日使う。――明後日、革命が起きるぜ」
迷いのない目だった。ランタンの火がいくら揺れようが、その目が見ている方向がぶれることはない。
不思議なほど力を湛えて凪いだ瞳に、そうかとだけ答える。天道の行おうとしていることが何を示しているかは分かった。明後日、大きな力が動く。そこで犠牲は多かれ少なかれ生まれるだろう。天道が立つのは力の先頭だ。彼の背中を見てどれだけの者が勇気づけられたかは分からないが、大きな転機一つを生み出すくらいに人はまとまっていた。
――こんなことを聞いても、きっと意味がない。天道の答えは決まっているに違いなかった。それでも、彼の中で決まっている答えを確認したくて問う。
「僕はそっちへ行かなくていいのか? どう転んでも怪我人は出るはずだろう」
「拠点はここから少し離れたところ――噴水広場よりもっと奥を進んだところにあるんだ。可能だったらでいいから、桜庭はここを中心にしてみんなを見てほしい。こっちでも治療具は用意しているからな」
「――本当に行くんだな」
「あぁ、…みんなとずっと考えていたことだから」
やはり返ってくる言葉は決まっていた。聞かなくても天道がこちらを振り返らないことくらいとうに気づいていた。僕が天道の立場でも間違いなくそうしている。自身の信念のためには、人を振り返らない決意が必要なことを僕も天道も知っていた。
天道が僕をじっと見つめる。どうしたと尋ねれば、「引き留めないのか」と小さな声を出したものだから驚いた。まさか引き留めてほしいとでも言うのだろうか。
「弱気になったのか?」
「そんなんじゃねぇよ。明後日のことはみんながいれば大丈夫だと思ってる。それより…」
俯いて膝の上で拳を握りしめ押し黙ってしまった。目を凝らすと、髪から覗く耳がわずかに赤く染まっていることに気がついた。つい先日、天道に言われた言葉を思い出す。好きだ、と告げた言葉が離れることはとうとう一日もなかった。日常のふとした瞬間に天道の声が蘇ると、――僕も随分変わったものだと痛感させられた。天道いわく、天道も僕に感化されているとのことだから、お互い様ということにはなるが。
何を言おうか、まずは名前を呼ぼうと口を開くと、大きな雷が光り鳴った。近くで落ちたのか、家全体が揺れたのかと錯覚してしまう。嵐の時期になってから今までで一番大きな雷だろう。視力が良くないのも相まって目の前がちかちかと反転し、視界が戻るまでに少し時間がかかった。ランタンの明かりに目が再度馴染むと、天道が僕の目の前に立っていた。顔を上げれば、怒ったように眉を吊り上げた天道の顔が見える。
「何か俺に言うこと、ねぇの」
「…先日の告白の返事を聞きたいのか?」
「あぁ」
「君という奴は…呆れたものだ。断られたら、という可能性を考えないのか」
「それでも、傍にいたい…」
断られたら、という言葉を聞いて天道が目を逸らす。少し強い言葉を選びすぎたようだ。僕も立ち上がり、彼の手を取る。天道はゆっくりとこちらを向き、僕を見た。こうして彼と対等に目線を合わせて向き合うのは初めてのことだった。
対極に位置するものは大抵が磁石のように反発しあう。僕と天道がまさしく良い例だった。似ているところなんてどこもない。それなのに、天道は僕に惹かれると言う。僕はどうだろうか、天道のことをどう思うか。好きだと告げられてからずっと考えてきた。
人の声を聞くところが良い。ヒーローになりたいなどと口に出し、まるで無謀な馬鹿のように思えるのに、未来のためにどんな手立てを取るかの計画はとても緻密で考えられている。そして多くの人々のの話を聞くときの聡明な姿勢と、僕の家に来た際に見せる表情の違いが天道という人間に興味を持たせる理由になっていた。
軍の恐ろしさを、僕含め多くの人から聞いているだろうに、こうして先頭に立って動いている。思うことはきっと多いはずなのに、香るほどもそれを表には出さない。天道は言った。僕と自身が同じところ同じなのが嬉しい、と。出会いを思い出せば、天道の方も僕のことを全く性質が違う人間であると思っているに違いないのだ。それなのに、――惹かれて止まない。
「僕は今まで、君のような天道に関わってこなかった」
大きな力を前にしても凪いだままだった天道の瞳が僕を捉えて答えを待つ間、ゆらゆらと風に撫でられる水面のように揺れていた。今こうして天道と対等な立場に立てる僕には何が言えるのか、考えながら言葉を探す。天道の手から微かな震えが伝わった。
「この街は変わった。君を中心に動いている。…僕が軍を抜けだした頃には考えられなかった変化だ」
「……」
「君と会ってから、この街で自分がやってきたことを考えた。だが何度考えても後悔はない。僕には僕の道があるから。天道も、そうだろう」
「…あぁ」
「だから」
我ながら本当に変わった。いや、元の性質がそうだったのだろうか。分からないが、確かなことがある。
「道が重なったことが何の導きか分からないが、非常に珍しい偶然だと思った。僕は、…この出会いを大事にしたい」
手を引いて天道の身体を抱き寄せる。僕と正反対の性質を持った人間はとてもあたたかかった。桜庭、と僕の名を呼ぶ声までもが震えている。
――これが、初めて天道の本音に触れた瞬間だった。彼もまた僕と同じ、血の通った一人の人間だった。震えた声に乗って聞かされた言葉に対して生まれた感情は、庇護にも似ていた。
「俺、怖いよ。誰よりも桜庭に傍にいてほしいんだ」
